久しぶりに走ったら、昔の感覚と違った
しながわシティラン2026に向けて行った事前レッスンには、ランニングが初めての方とともに、以前は走っていたけれど、久しぶりに再開するという方も多く参加してくださいました。
走ったことがあるからこそ、再開したときに気になることもあると思います。
たとえば、前によく走っていた道へ出てみる。いつものつもりで走り始めたのに、思ったより早く息が上がる。脚も、記憶の中にあるようには前へ進まない。
「前は、もう少し楽に走れていたんだけどな」
そんなとき、時計の数字を見ると、少しがっかりしてしまうかもしれません。
でも、その1回で、これからどこまで走れるかを決めるのは、まだ早いかもしれません。
昔のペースで、今の身体を測っていないか
しばらく運動から離れていた身体には、走る負担に少しずつ慣れ直す時間が必要です。以前の感覚で距離や速さを決めると、今の身体には負担が大きすぎることがあります。
同じ「久しぶり」でも、その間によく歩いていた人と、座って過ごす時間が長かった人では、始められるところが違います。ほかのスポーツを続けていたかどうかも違いますよね。
仕事や生活のリズムが変わって、以前ほど眠れていないこともあるかもしれません。年齢だけを見て「もう走れなくなった」と結論づける前に、今の生活や体調も振り返ってみたいところです。
最初に確かめたいのは、今日、どのくらいなら余裕を持って動けるか。
普段の歩行に問題がなければ、まずは歩きを中心に、楽に動ける範囲で1分ほどのゆっくりしたジョグを挟んでみる。歩いて呼吸を整え、余裕があればもう一度走る。これも再開の仕方の一つです。
その日は歩くだけでも構いません。走ることに慣れるための時間を、今の身体に合わせて選んでいきます。

帰ってからの身体も、次の練習の手がかりに
走っているときは気持ちよくても、翌日、階段を下りるのがつらいほど疲れが残ることがあります。そこまで日常生活に響くなら、まずは休み、次回は走る時間や速さを控えめにしたいところです。
反対に、走った後も普段どおり過ごせて、次に走る日にも強い疲れが残っていない。それが続いてきたら、少しずつ先を考えられます。
たとえば、同じゆっくりした速さのまま、走る時間を少し延ばしてみる。距離も速さも一度に増やすより、何を変えたのかがわかる方が、身体の反応も確かめやすくなります。
記録を残すなら、距離やタイムの横に「終わっても余裕があった」「翌日は脚が重かった」と一言添えておくのもよさそうです。前回と比べる材料が増えると、次にどう走ろうかも考えやすくなります。
痛みが続いたり、走るほど強くなったりする場合は、無理に慣れようとせず医療機関に相談してください。胸の痛みやめまい、普段と違う強い息苦しさが出たときも、運動を中止して受診が必要です。

覚えている楽しさを、これからの走りへ
再開してすぐに昔のように走れないと、「ここから全部やり直しか」と感じることもあるかもしれません。
それでも、以前走っていた道を知っていることや、自分がどんな走りを好きだったかを覚えていることは、これからの楽しみ方につながります。
昔の記録をもう一度目指すのもいいし、今度は仲間との時間を楽しみに走るのもいい。走りに戻ってきた今、何を楽しみにしたいのか、改めて考えてみてもよさそうです。
初日に思うように走れなかったとしても、次に同じ道へ出たとき、少し楽に進めるかもしれません。途中で歩きながらでも、また外へ出たくなる時間になったらうれしいですよね。
P2M Running Clubでも、これまでの運動経験や今の体力を伺いながら、一緒に走り方を考えていきたいと思っています。「昔は走っていたんです」というお話も、ぜひ聞かせてください。

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