体を動かして、はじめてわかること
こんにちは!
P2M Running Clubの田崎です。
先日、走幅跳の試合に出場しました。
いろいろなことが重なって、約1か月、ほとんど練習ができないまま迎えた試合。
6m95(-0.5)。結果は散々でした。
試合前のワクワクやドキドキも無くて「これで県記録の更新とかぬかしてる自分終わってるな。。。」なんて、かなりネガティブな心構えで挑んだのですが、久しぶりにちゃんと走って跳ぶと少しだけ気持ちがスッとした気がしました。
調整不足を理由に棄権しなくてよかった。
そんなことを感じながら、改めて「実際に体を動かすからこそ、わかることがある」と感じました。
陸上競技をやっていると、「走っているだけで、何が楽しいの?」と言われることがあります。たしかに、外から見れば、走っているだけに見えるかもしれません。
でも、走っている本人の中では、いろいろなことが起きています。
たとえば、脚を下ろす方に意識を向けるのか、上げる方に意識を向けるのか。下り坂を下るようなイメージで走るのか。
ほかにも、「腕で走る」「腹圧で走る」と表現したくなるような感覚もあります。
外から見える形が同じようでも、本人が何に意識を向けているか、どんな感覚で動いているかは違います。
同じ「走る」という動きの中にも、それだけいろいろな感覚があると思います。
フォームとして見えているものと、動いている本人が体の中で感じているもの。後者は、見た目だけではわかりません。
指導する側も、競技をする側も、正しい知識を持つことは大切です。そのうえで実際に動いてみると、「何をしようとして、どこが上手くいったのか」「どこが上手くいかず、それはどんな感覚だったのか」という、考えるための材料が増えていきます。
頭で考えていたことに、体で感じたことが加わる。
自分にとっては、動くと理解できるというより、動いてみないとわからないことがある、という方が近いのかもしれません。
先日の社内研修でも、お客様が取り組んでいる競技を、自分でもやってみていますというスタッフがいました。
これを聞いて、すごく大事なことだなと思いました。
自分で試してみると、外から見ているときには気づかなかった難しさや感覚に出会えます。
その経験を持って、もう一度相手の動きを見る。指導する立場でも、そういう行き来を大切にしたいと思っています。
とはいえ、運動には時間も体力も必要です。使える時間も、動ける量も限られています。
そこで、自分が走幅跳でも大切にしているのが、その動きをイメージすることです。
自分の感覚では、イメージが鮮明になるほど、実際の動きにもつなげやすくなる気がしています。
どう動きたいのかが自分の中で曖昧なままだと、それを体で表すのも難しい。
そして、そのイメージのもとになるのが、実際に動いてきた経験なのだと思います。普段から動いて、その感覚を思い返すことに慣れていれば、初めての動きにも「こんな感じかな」と手がかりを持てるのではないでしょうか。
体を動かして感じることと、その感覚をもとにイメージすること。どちらも、自分の動きを理解するために大切にしています。
「体が弾むと心が弾む」
これは、普段から私がよく口にしている言葉です。
冒頭の試合では、良い結果が出たわけではありません。それでも、久しぶりに走って跳んだあと、少しだけ気持ちがすっきりしました。
その感覚も、試合に出ずに頭の中で考えているだけでは、わからなかったと思います。
新しい感覚が入ってきたり、できることが増えたりすると、単純に楽しい。走ることの面白さは、外から見えるフォームや記録だけでは伝えきれないところにもあるんですよね。
これからも、自分の体で試して、感じて、また考える。その積み重ねを、競技にも指導にもつなげていきたいと思います。

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